「フレイルに負けない⑥」 タオル体操で肩甲骨周りのフレイル予防を

2022年07月12日 | 誰でも

 この2年ほど、新型コロナウイルスの影響で「3密回避」が推奨され、皆さんの行動範囲も狭くなってしまったのではないでしょうか。感染予防の観点では効果があったと思いますが、一方で外出自粛によって自宅に引きこもり、活動量が低下した高齢者は増加したように思います。

 家に閉じこもった状況が長く続くと、どうしても同じ姿勢が増えて、「首が前に傾いた状態」や「猫背の姿勢」になりやすくなってしまいます。長く座り続けることで腰や肩周りが固定され、特に肩甲骨周りの血流が滞って筋肉の緊張につながり、結果として肩こりが生じやすくなります。

 今回は、フレイル予防に向け、タオルを使った肩甲骨周りの体操を紹介します

 まずは両手でタオルを肩幅より少し広く持ちます。そのままバンザイのように上げ、頭の後ろでゆっくり30回上げ下げします。また、胸の前につき出し、頭の上から背中まで、ぐるりと回す体操で、肩甲骨周りの筋肉を動かすことができます。

 タオルを使うことで体のどこが伸びているか意識しやすくなります。運動習慣がなく、体の柔軟性の低い方にとって導入しやすいアイテムと言えます。
タオル体操は、主に肩や胸周りの柔軟性を高めることができるので、「肩こり」や「猫背」などの予防効果があります。また、両手でタオルを持つことでテコの原理を活用して「ストレッチ効果」を高めることができるのも魅力の一つです。

 ポイントは姿勢です。年を重ねるにつれて、背中が丸くなるなど、姿勢が悪くなってしまう傾向があります。タオル体操を椅子に座って行う場合は、浅く腰掛け、胸を張るように背筋を伸ばすことを意識しましょう。

 動画では、まず肩甲骨の柔軟性のチェックの仕方を教えています。次に、4種類の肩甲骨のストレッチ体操を紹介し、最後にもう一度、肩甲骨の柔軟性チェックをしています。ぜひ動画を見ながら一緒にタオル体操をしてみてください!

(関西福祉科学大・重森健太教授)

写真=「タオル体操で肩こりを解消しましょう」と話す重森教授(大阪府柏原市で)

Q.緊急事態宣言によって活動量が減ったことが問題となりました。宣言前、宣言中、宣言後では、肩こり発症率が一番高かったのはどの時期だと思いますか?
→解答は
facebookの動画で(次回にも掲載します。)

「フレイルに負けない」⑤のQの答えは「週4日」でした。

⇒これまでの「フレイルに負けない」はこちらから

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