お水取りの竹奉納 会員40人が長浜から東大寺二月堂へ

2018年02月26日 | 誰でも

 わいず倶楽部の「東大寺お水取り(修二会)ボランティア」が2月12、13の両日に行われた。2008年から毎年実施しており、今回は約40人の会員が参加。滋賀県長浜市で籠松明(かごたいまつ)に使われる真竹11本を掘り出し、奈良市の東大寺二月堂に奉納した。

 修二会は、奈良時代から続き、今年で1267回を数える。3月1~14日、二月堂を中心に様々な行や儀式が行われ、僧侶が人々の過ちを十一面観音に懺悔(さんげ)する。

 二月堂にはこの期間、僧侶の道明かりとして毎晩、松明がともされる。特に12日の籠松明は他の日のものより大きく、長さ約8メートル、周囲約35センチのまっすぐな真竹が必要で、全国から奉納された中から選ばれる。

 わいず倶楽部では部活動の「わいず竹の会」が、長浜市高月町の雨森地区で竹林整備に協力。毎年、真竹を東大寺に奉納しており、昨年11月に候補11本を選んでいた。

 ボランティアのメンバーは12日午前、長浜市に入った。搬出路となる土手に雪が40~50センチ積もっており、雨森地区の人たちや東大寺職員6人とともに除雪。竹の根元の雪も取り除き、鉄製の「根突き棒」(長さ1・5メートル、重さ約6キロ)を何度も突き刺して根を切り、掘り出した。その後、8メートルの長さに切りそろえて搬出。ぞうきんで拭ってきれいにした。

 今回は19人の会員が初参加。この日夜、奥琵琶湖を望む長浜市内の宿「つづらお」に泊まり、「竹の会」メンバーと親睦を深めた。13日には、国宝・十一面観世音菩薩(ぼさつ)立像が安置されている渡岸寺観音堂(向源寺)などを見学した。

 その後、竹をトラックに積み込み、東大寺へ移動。駐車場から二月堂までの約300メートルの坂道は、4~5人で担いで上がった。二月堂前に竹を並べ、「世界平和」「家内安全」などと願い事を墨で書いて奉納、堂内を参拝した。

 参加者たちは「初参加でしたが、竹の選定や搬出路づくりなどの努力に感謝したい」「二月堂の参拝は貴重な体験になった」などと満足そうだった。

写真=(左から)雪を取り除いて真竹を掘り出す会員たち(滋賀県長浜市で)、「籠松明」用の真竹を東大寺に奉納するわいず会員ら(奈良市で)

※その他の写真は、会員ログイン後、左側メニューの「記念写真ダウンロード」のページからご覧いただけます。

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