解体修理中の薬師寺・東塔を特別に見学し、新調される瓦に一文字記し寄進

2018年05月14日 | 誰でも

 奈良・薬師寺で4月27日、わいず会員184人が、解体修理中の国宝・東塔を特別に見学し、東塔の屋根に新調される瓦に一文字を墨書し、奉納した。

 東塔は奈良時代の創建時から残る三重の塔。わいず会員は2回に分かれ、松久保伽秀(かしゅう)執事の案内で、覆屋(おおいや)に囲われた修復現場の3階部分にヘルメットをかぶって上がった。

 松久保執事は、東塔の中央に立つ心柱が腐食などで根元から約2メートルにわたって空洞化していたことを写真で示し、何度も修復されてきた歴史などを説明。「古いから、美しいから国宝ではない。後の時代にもっといい世界を、という皆様の祈りがこもるから国宝なんです。こうした気持ちで瓦に字を書いていただきますよう」と話した。

 会員たちは、「般若心経」に書かれている漢字276文字の中から「心」「空」など一文字を選んで瓦に墨書し、自分の名前を記して寄進した。「羅」の文字を書いた広島市南区の上野明(うえのみょう)緑さんは「網という意味があり、何かと助けてもらえる感じがして選びました。国宝の一部になるのは感激です」と喜んでいた。

写真(左から)=国宝・東塔の覆屋内で松久保執事(左端)の説明を聞くわいず会員たち、東塔にふかれる瓦に般若心経の一文字を墨書するわいず会員たち(いずれも奈良市の薬師寺で)

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