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モローの深い愛にうっとり 会員48人が鑑賞
2019年08月12日 | 誰でも
あべのハルカス美術館(大阪市阿倍野区)で開催中の「ギュスターヴ・モロー展 サロメと宿命の女たち」(読売新聞社など主催)のわいず会員向け鑑賞会が7月25日に開かれた。会員48人が浅川真紀・同美術館上席学芸員による見どころ解説を聞いた後、モローが描いた女性像に見入った。
浅川上席学芸員は、聖書に登場するサロメらを描いた作品の写真を見せながら解説。母や恋人への深い愛から女性を描き続けることになったとし、「女性の多面性に大きな影響を受けながら、ファム・ファタル(宿命の女)に焦点を当てていった。モローの愛と夢が詰まった展覧会に思いを巡らせてほしい」と結んだ。
この後、参加者たちは会場に並んだ約100点の油彩や素描などを鑑賞。大阪府泉佐野市の郡司真弓さんは「モロー展が大阪に来ると聞いて感動しました。浅川さんの解説も素晴らしかったですし、モローの色彩に大変感激しました」と喜んでいた。
同展は9月23日まで。入館料は一般1500円。問い合わせは同美術館(06・4399・9050)へ。
写真=「出現」に見入る会員たち