母親を介護した実体験で「笑いの介護」を語る 元お笑い芸人の介護福祉士

2019年10月21日 | 誰でも

 元お笑い芸人の介護福祉士・中村学さん(島根県大田市)を講師に迎えた明るく楽しい介護の講演会「笑う門にはいい介護」が10月1日午前、午後の計2回、読売大阪ビルのギャラリーよみうりで開かれた。190人の参加者が、中村さんの実体験に基づく笑いの「介護効果」について学んだ。

 午前の部には、島根県出身で小中学、高校を通じて中村さんと同級生だったフリーアナウンサーの宮根誠司さんが友情出演。要介護者とその家族を受け入れ、中村さん、宮根さんらが一緒に実施した「快GOツアー」の模様や子供時代の思い出をユーモラスに語り合い、盛り上がった。

 中村さんは、母が脳梗塞で倒れたのを機に30歳で帰郷し、在宅介護を始めた。最初こそ「母を支える暮らしが楽しい」と感じたが、半年もすると「ストレスから当たり散らすようになり、虐待寸前までいった」と振り返った。

 それでもデイサービスに通う母が笑顔を見せるようになったことで「笑いの力に気付いた」という。「人を笑わせ、喜ばせ、元気にするのが介護。皆さんの力で前向きにそのイメージを変えてほしい」と参加者に呼びかけた。最後は、家族みんなで母をみとった様子をスクリーンに映して紹介し、「介護とは、親が命がけでする最後の子育て」という言葉で締めくくった。

写真=母親を介護した実体験に基づいた「笑いの介護」を語る中村さん(大阪市北区で)

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