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シャンク対策は前傾姿勢キープ――大東プロのゴルフ指南
Q.シャンク(アイアンクラブのヒール部分にボールが当たる)になってしまいます。自分が芯だと思っていたところがヒールで、番手が長くなるほど出やすいです。ひどい時は10球中8球くらい右45度方向に飛びます。直す方法はないですか?
大東プロの回答
「芯で捉えたつもりがヒールに当たっている」とのことですが、それだけ感覚と実際のギャップがあるということです。マスターズで優勝した松山英樹選手でも「自分自身の感覚で正しいと思っていたことが、コーチの客観的な目とデータを通すと正しくないことがわかった」と話すほどです。
質問者は、スイートスポットがフェースのソケット寄りになっているクラブを使ってきたのでしょう。そのために、ヒールヒッターの癖がついたと思います。
シャンクの原因は、グリップの位置が体から離れた位置でインパクトを迎えているからです。
根本的な解決法は、ダウンスイングから左股関節を使って腰を回転させて上半身の前傾姿勢をキープすることです。そうすればグリップの通り道ができて、体から近い位置でインパクトすることができるので、シャンクになりません。日常から、股割りや四股などで股関節を柔らかくするといいですよ。
誰かに前からヘッドカバーを垂らしてもらうドリルも効果的です。クラブのグリップエンドにヘッドカバーをかけて、グリップの上に3センチほどあけて、前から垂らしてもらいます。
その状態で、まずは素振りをしてみてください。インパクト時にヘッドカバーにグリップが当たれば、手の位置が体から離れて浮き上がっている証拠です。次に、そのまま球を打ち、ヘッドカバーにグリップが当たらないようにスイングしましょう。
(日本プロゴルフ協会 A級ティーチングプロ 大東将啓)
マナー&ルール プレーの安全編
▽スイングする人の前に出ない
▽右打ちの左前方は比較的安全
▽ほかの人が打つ時は必ず見る
▽安全のためキャップを着用する
▽隣のホールに打ち込んだ時は「ファー」の声がけ
<詳しくはfacebookの動画で>
写真=「シャンク」の克服方法について解説する大東プロ(大阪府枚方市で)
⇒これまでの「大東プロのゴルフ指南」はこちらから
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