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練習場では毎回こつこつ課題に取り組む―――大東プロのゴルフ指南
Q.効率的に上達できる練習場の使い方を教えてください。(50歳代男性)
大東プロの回答
まず、目的を持った練習をお勧めします。例えば、「トップをコンパクトに」のように、毎回一つの課題に取り組むようにしましょう。それをクリアしてから次の課題に進むことが大切です。
1階の打席は知らないうちにボールを上げようとしてスイングを崩す可能性があります。打ち下ろしとなる2階、3階の打席をお勧めします。
また、フルスイングでまっすぐのボールを打つ練習ばかりされている人を多く見ます。まず30ヤードのアプローチショットを練習しましょう。ショートスイングは、全てのショットの基本です。それに加えてハーフスイングやスリークオーター(4分の3)ショットも、コースでプレーする時に役立つはずです。
さらに、曲げる球や低い球、高い球など様々なボールを打つ練習をすれば、プレーの幅も広がります。
ショットを打つ前は、コースで打つ時のようにボールの後ろに立ち、目標を定めて、打つべき球筋をイメージした上で、アドレスに入りましょう。
練習場では、いろいろな「トライ&エラー」をすることができます。例えばグリップの握り方を変えて、どんなボールになるか試してください。スライスゴルファーなのに、ウィークグリップ(左手の握りが浅い)の人が少なくありません。左手の甲が天井を向くぐらい極端にグリップしてみてください。ボールの捕まりが良くなることに驚くと思います。
いろいろなドリルや小道具を使った練習も効果的です。片手打ちドリルは、それぞれの腕の働きを知る意味で有効です。わきにバスタオルを挟めば、腕の使い過ぎを抑え、体幹で打つ感覚が身に付きます。
「練習はうそをつかない」ことを肝に銘じて、上達の階段を一段ずつコツコツと上っていきましょう。
(日本プロゴルフ協会 A級ティーチングプロ 大東将啓)
マナー&ルール コース内の救済方法
▽動かせない障害物がある時
▽ウォーターハザード(赤杭)
▽アンプレアブル
▽目的外グリーン
<詳しくはfacebookの動画で>
写真=「1球ごとにボールの後ろに立って目標を定めましょう」と話す大東プロ(兵庫県西宮市で)
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