<農家レストランへ行こう>「オズ」(京都府福知山市) 素材と自然 ゆっくり味わう

2022年10月17日 | 農家レストランへ行こう

 

 稲刈りを終えた棚田が山あいに連なる京都府福知山市大江町毛原。府道から一歩、集落に入ると、目の前に美しい田園風景が広がります。

 集落を貫く細い道を抜けた森の奥に、三角屋根のおしゃれなチャペルを併設したイタリアンレストラン「オズ」が見えてきました。

(「オズ」の楽しい動画は、こちら

 「鳥や風、自然の音しか聞こえてこないでしょう」

 オーナーシェフの中川善敬さん(53) が地元でとれた野菜を手に、笑顔で迎えてくれました。「きょうは、時間を忘れて食事を楽しんでください」

 メニューは、デザート類とコース料理のみとシンプル。コースランチは、地元の野菜をふんだんに使った前菜に始まり、スープ、パスタ、肉や魚介のメイン料理、デザートと続きます=写真は、フルコースランチ=。

 素材は、中川さんが育てたトマトやブルーベリーをはじめ、地鶏や牛、牛乳まで地元産。魚介類も日本海の港から届きます。毎日、入荷した材料を見てから、何を作るか考えます。

 秋のお薦めの一皿は、いずれも丹波プランドの栗を使ったリゾットや、枝豆、丸ナスのグリル。海の幸のアオリイカは前菜やパスタによく合うという。

 レストランの横に植えられたローズマリーも、大切な食材です。調理の直前に摘んで料理のアクセントに使います。ローズマリーを生地に練り込んだ自家製パンも人気なのだとか。

 「日本人の口に合う、素材の持ち味を生かしたイタリアン」が目標。

 味付けは、シンプルにオリーブ油と塩、こしょうが基本。素早い調理で甘味やほろ苦さを引き出していくそうです。シシトウはシャキシャキ、イモはホクホク、ナスはトロトロ……。色んな食感が舌を楽しませてくれます。

 大きい窓から陽光が入るレストラン店内。庭を囲むように、披露宴会場やチャペルが立っています。

 福知山市と接する同府綾部市で生まれ育った中川さんは、大学時代のアルバイトがきっかけで料理の道に進みました。2004年にイタリアに渡り、食事をゆっくり楽しむ「スローフード」を学びました。12年春、結婚式場だったオズの経営者になり、レストランやチャペルを整えました。

 「ゆっくりと流れる時間と静けさの中で、地元の食材を味わってほしい。都会にはない自然も、店の味です」 。中川さんが胸を張ります。

(「オズ」の楽しい動画は、こちら

 <アクセス>
 京都丹後鉄道大江駅からタクシーで約5分。ランチメニューは2200円から。予約、問い合わせはオズ(0773・56・5001)。

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