池坊専宗さんの講演といけばなライブ 京都で 50人が伝統の奥深さ堪能

2022年11月21日 | イベント報告

 わいず倶楽部は、華道家、写真家として活躍する池坊専宗さん(30)のいけばな講座を11月12日、読売京都ビルで開きました。「現在から過去へと歩む、いけばなの明日」と題した講演とともに、実際にかれんな野菊を生ける「いけばなライブ」も実施。関西各地から参加した50人は、静ひつな空間で、いけばなの持つ奥深さを堪能し、大満足のひとときを過ごしました。

 専宗さんは、池坊専永・四十五世家元の孫で、池坊専好・次期家元の長男。いけばなは室町時代、六角堂(京都市中京区)で仏前に花を供えたことが源流とされていますが、読売京都ビルは、その六角堂のすぐ南にあります。専宗さんは、応仁の乱など戦乱で荒廃した都で人々が限りある人の命を感じ、美しい花の命のはかなさに思いを寄せたと話しました。現代のいけばなのイメージは明治以降に形作られた、と指摘。「伝統文化」であるいけばなが時代とともに大きく変わりつつ、芯を保って生き残ってきた過程を、わかりやすく説明しました。

 その後、野菊を、石を詰めた花器に生けました。専宗さんが「花の命と心を通わせ、生けている自らが満たされることが大切」と説くと、参加者は大きくうなずいていました。会場には専宗さんの写真作品も飾られ、いけばなの美しさをゆったりと楽しむ、ぜいたくな空間となっていました。

 参加者は、いけばなライブを見て、「菊が生きていることが、はっきり感じられました」、「葉のちぎり方にも、命を尊重する心がこもっていて、心がふるえた」などと感想を話し合っていました。

 「いけばな講座」は、わいず倶楽部初。参加者は講演のあと、江戸時代から続く「旧七夕会池坊全国華道展」へ移動し、約900点の作品を鑑賞しました。

写真=(左から)いけばなの歴史などについて語る池坊専宗さん
専宗さんのトークに聴き入る参加者ら
野菊を使って、いけばなライブに臨む専宗さん
専宗さんの手元を熱心に見つめる参加者ら
完成したいけばな

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