活動報告
エージシュート1472回の植杉さんに学ぶ 生涯ゴルフを楽しむ方法――大東プロのゴルフ指南
Q.生涯、元気にゴルフを続けるには?(70歳代男性)
大東プロの回答
自分の年齢以下の打数でラウンドする「エージシュート」を1472回達成した熊本県の植杉乾蔵さんが12月1日に永眠されました。99歳の誕生日の朝のことだったそうです。
今夏まで元気にプレーされ、シニアゴルファーの憧れだった植杉さんとは10年以上の交流がありました。「週刊わいず倶楽部」紙面でも、エージシュートを目指す方へのアドバイスをうかがったことがありました。
元気にゴルフを続ける一番の早道として、植杉さんのゴルフ習慣を紹介します。
①歩くプレー
なるべくカートに乗らず、歩くゴルフを心がけましょう。足腰を鍛えることで、息長くプレーを楽しめます。
②淡々とプレー
植杉さんは、どんな時も一喜一憂せず、笑顔で謙虚にプレーしていました。
③他人への興味
自分の世界に入り込まず、同伴競技者を意識します。植杉さんは、崖下に落ちた他人のボールを拾っていました。「利他の心」は自分のプレーに生かされます。
④上達への探究心
植杉さんは「どうすれば上手くなりますかな?」といつも私に尋ねていました。
⑤ゴルフの誘いは断らない
植杉さんのモットーです。誰とでも気さくにプレーすることで、ゴルフ仲間が増え、同時に腕前も飛躍的に伸びていくようでした。
これらの習慣を見習えば、エージシュートも夢ではありません。シニアのみならず、全てのゴルファーのお手本のような植杉さんのご冥福を心よりお祈りいたします。
(日本プロゴルフ協会 A級ティーチングプロ 大東将啓)
<詳しくはユーチューブの動画で>
写真=エージシュート1000回達成の記念植樹で、植杉さん(左)と写真に納まる大東プロ(2013年、熊本県錦町のゴルフ場で)
⇒これまでの「大東プロのゴルフ指南」はこちらから
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