「春琴抄」の世界に浸る 谷崎記念館の会員向け内覧会に23人

2017年10月02日 | イベント報告

 兵庫県芦屋市の市谷崎潤一郎記念館で開催されている秋の特別展「『春琴抄』~<虚>と<実>の迷宮(ラビリンス)~」で、わいず倶楽部会員向けの内覧会が9月15日に開かれ、23人が谷崎文学の代表作の世界に浸った。

 音曲の名手で盲目の美少女・春琴と、弟子・佐助の愛を描いた作品について、学芸員の永井敦子さんが解説。「谷崎は妻・松子を春琴に、自身を佐助に見立てて一心に奉仕する実生活を作品に映し込んだ」と語り、虚実を交錯させて読者を迷宮へと誘う谷崎文学の手法を紹介した。

 参加者は、松子が愛用した着物や琴、谷崎が松子の「召し使ひ」になると書いた恋文などの展示を、永井さんの説明を聞きながら鑑賞。大阪市北区の天野佳代子さんは「普段目にしない展示品ばかり。物語の生まれた背景も理解できました」と話していた。

 特別展は12月10日(日)まで。午前10時~午後5時。月曜休館(祝日は開館し、翌日休館)。問い合わせは同館(0797・23・5852)。

写真=学芸員の永井さんの説明を聞きながら鑑賞するわいず会員たち(芦屋市谷崎潤一郎記念館で)

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