東大寺ボランティア 2013年7月2日

2013年07月02日 | 東大寺ボランティア

 わいず倶楽部の部活動「竹の会」のメンバー23人が6月22日、滋賀県長浜市高月町の雨森地区で地元の人たちと一緒に竹林の保全整備活動を行った。雨森地区の真竹は、毎年3月にある奈良・東大寺の修二会(お水取り)で使う籠松明用に奉納されており、伝統行事を守る「竹の会」の一連のボランティア活動が今年度もスタートした。

「竹の会」修二会へ始動
 雨森地区はJR高月駅から、国宝の十一面観音立像で名高い渡岸寺観音堂の前を通って約2キロ・メートルの場所にある。滋賀県最北部の福井県境付近を水源とする清流・高時川に面したグラウンドに集合したメンバーを、地元で保全活動を行う「雨森竹の会」の大橋匡暢会長が「皆さんにはお世話になっています」と歓迎した。

 わいず「竹の会」のメンバーで、事前に地元と打ち合わせを行った岡春司さんが「周りに注意をして声をかけあうように」と作業手順を説明。「雨森竹の会」に対し、メンバーがひとりずつ自己紹介した。

 昼食後、グラウンド横の竹林で、まず伐採の練習。大橋会長らの手ほどきを受けてノコギリを使い、竹の倒れ方を確認した。倒した竹を短く切る手順や、枝の落とし方も学んだ。

 その後、2班に分かれ、雨森橋上流の高時川両岸の河川敷に広がる竹林へ。年月を経て黄色くなった竹を伐採し、積雪で折れたままになっている竹を取り除き、奉納竹を搬出しやすくするために通路を広げるなどの作業を行った。

 籠松明に使う竹は周囲が35センチ程度と太く、7~8メートル以上まっすぐ伸びていることが必要だが、竹は背丈が伸びた後に太くなることはないため、最初から太く生えさせることが必要。そのため、地下茎に十分な栄養が行き渡るよう間伐が必要になってくる。

 メンバーの多くは、ヘルメットやゴーグル、手袋を身に着けた「完全装備」。初めて参加した大阪府富田林市の秋月宗則さん(58)は「軽い気持ちで参加したところ、みなさんの真剣な話を聞いて、気を引き締めました。最初はノコギリの扱いに苦労しましたが、竹やぶに道が開けていくと達成感がありました。はまってしまいそうです」と笑顔を見せていた。

 今後は11月に奉納竹の選定を兼ねた保全整備活動を行い、来年2月には奉納竹を掘り出す予定。3月のお水取りで参拝者の帰り道を照らす竹灯籠づくりも行うなど、本番に向けた活動が続く。

(地図・写真・図)=(左から)滋賀県長浜市高月町の雨森地区、竹の切り方を学ぶメンバーら(滋賀県長浜市高月町の雨森地区で)、「竹の会」2013年度の主な活動計画

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