東大寺ボランティア 2015年11月24日

2015年11月24日 | 東大寺ボランティア

メンバー17人が滋賀・雨森で竹選びや伐採
 東大寺お水取りボランティアに取り組むわいず倶楽部の部活動「竹の会」のメンバー17人が11月7日、滋賀県長浜市高月町雨森の高時川沿いの竹林で、籠松明(かごたいまつ)に使う真竹の候補11本を選び、搬出のための通路の整備などを行った。

 お水取りの行われる3月12日夜に二月堂に上がる籠松明は、周囲35センチ、高さ8メートル以上のまっすぐに伸びた竹が必要とされており、関西を中心に全国から奉納されている。

 メンバーは、ヘルメットやゴーグルを着け、3班に分かれて竹林へ。手つかずの所を中心に、雑木などを切って竹林への入り口を切り開き、竹を探した。

 目盛り付きのひもを竹に巻き付けて太さを測り、根元から見上げて曲がっていないか確認。東大寺職員と、候補の竹に目印の赤いテープを巻き付けた。経年で黄色くなった竹などを伐採、倒した竹も短く切って取り除くなどし、搬出ルートを確保した。

 メンバーのうち10人が約20キロ離れた同市の「奥びわ湖を望む宿 つづらお」に宿泊したが、翌日の作業は雨で見送った。夫婦で初参加の兵庫県尼崎市の川野原敏夫さん(67)は「どんな竹を選んで奉納するのか興味があった。奉納ボランティアの活動を皆さんから聞けてよかった」と話した。

 今後は12月に日帰りで竹林の整備活動を行い、来年2月には奉納竹を掘り出す予定。3月のお水取りで参拝者の帰り道を照らす竹灯籠づくりも行うなど、本番に向けた活動が続く。

 雨森地区はJR高月駅の北東約2キロの人口約400人の農村。水路にコイが放流され、水車や花を植えたプランターが設置されており、国土交通省などの「まちづくり」に関する数々の賞を受賞した。同地区出身で、江戸時代の朝鮮外交に貢献した雨森芳洲(ほうしゅう)を顕彰する施設「雨森芳洲庵(あん)」がある。

 2009年から奉納が行われている竹林は、高時川の両河畔にあり、地元の「雨森竹の会」(大橋匡暢(まさのぶ会長)が保全活動を行っている。

 奉納竹は、根付きの竹の先に、杉の葉や薄板などで直径1メートルメートルの籠目状に仕上げられ、籠松明として二月堂で行を勤める練行衆(れんぎょうしゅう)の道明かりとして上げられる。

写真=(左から)「搬出ルートを確保するため枯れた竹を取り除く作業をする「竹の会」のメンバー(滋賀県長浜市高月町の竹林で)、「古都の夜空を焦がす籠松明。昨年はわいず倶楽部の奉納竹2本が上がった(2015年3月12日夜、奈良市の東大寺二月堂で)

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