絵手紙 世相を面白く――2020年上半期コンテスト入賞者

2020年10月26日 | イベント報告

 わいず倶楽部の「絵手紙コンテスト2020上半期(20年4~9月)」の審査会が行われ、入賞作が決まった。最優秀賞は「ほんまは大吉やってん」と枝に結ばれたおみくじを描いた大阪府東大阪市の杉下純子さん(71)が受賞し、特別賞(呉竹賞)に広島県北広島町の佐渡順子さん、優秀賞に岡山県津山市の田端節子さんがそれぞれ選ばれた。佳作5点も決まった。

 応募点数は過去最高の147点。日本絵手紙協会公認講師の峯譽(みね・たかし)さんと、わいず事務局員が審査した。

 今回は新型コロナウイルスをテーマにした作品も目立ち、マスクを着けたタヌキの置物や、大阪府が休業や外出自粛を解除する条件を満たした日に緑色にライトアップされた太陽の塔の絵などが目を引いた。また、食材や植物などのおなじみの題材に加え、賜杯を抱く照ノ富士関、「熱中症には負けません」と鮮やかに咲くハイビスカスなど、今夏のニュースを切り取った絵手紙が多く寄せられた。

 最優秀賞は、枝に結んだおみくじを大きく描いた。峯さんは「繊細な筆致の線や、色もいいが、言葉がいい。誰もが今年がこんな年になろうとは思わなかっただろうと、みんなが感じていることを少しひねって表現している」と評した。

 佳作は次のみなさん。

 ▽豊田フサヱ(大阪府泉佐野市)▽中坊恵子(同阪南市)▽難波冨美子(和歌山県橋本市)▽砂田真季(愛媛県西条市)▽佐藤真純(広島県廿日市市)

最優秀賞 杉下純子(大阪府東大阪市)
特別賞(呉竹賞) 佐渡順子(広島県北広島町)
優秀賞 田端節子(岡山県津山市)
佳作 豊田フサヱ(大阪府泉佐野市)
中坊恵子(大阪府阪南市)
難波冨美子(和歌山県橋本市)
砂田真季(愛媛県西条市)
佐藤真純(広島県廿日市市)

2020上半期の入賞絵手紙=(左から)最優秀賞 杉下さんの作品、特別賞 佐渡順子さん、優秀賞 田端節子さん

◇◇◇

 最優秀賞の杉下さんは今年の正月、地元の枚岡神社(東大阪市)に初詣に行き、めったに引かないというおみくじで「大吉」を引き当てた。「こんなはずはないだろう」というような良いことばかり書かれていた。ところがその後、まさかのコロナ禍に。「旅行もだめ。食事会もだめ。同窓会もだめ。でも、大吉を信じて頑張っています」という思いを、絵手紙に込めたという。

 絵手紙は10年ほど前にカルチャーセンターで習い始めた。最近は色をつけることが楽しく、熱心に取り組んでいるという。

絵手紙コンテスト全応募作の展示は検討中です。実施するかどうかは、11月以降に週刊わいず倶楽部紙面などで告知します。

 ⇒わいず絵手紙コンテスト2020下半期募集情報はこちら

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