今回のテーマ「車の運転」

2017年08月08日 | LIFE

 運転手がハンドルから手を放した状態で車が走行する。そんなテレビCMを目にします。自動車業界では、AI(人工知能)技術を生かした自動運転技術の開発が進められ、競争が加速しているようです。一方、警察庁は、交通事故が相次いでいる高齢者ドライバーを対象に、次世代型の自動ブレーキ機能などを備えた「安全サポート車」限定の運転免許を導入する検討を始めました。運転に不安を感じるドライバーが免許証を自主返納するケースも増えていて、交通違反や事故を起こした80歳以上のドライバーに実車試験を課すことも検討するといいます。

 今回は、7月25日に奈良市内で開かれた「わいず倶楽部奈良交流会世話人会」に参加された方に、車の運転についてお話をうかがいました。

免許更新時に技能試験をしては?

 かつて自動車メーカーに勤めていたという奈良市の堀田悟郎さん(79)。以前は広島や名古屋へも車を走らせましたが、最近は週3、4回、妻の買い物に同行する時に運転するぐらいだといいます。免許証の返納については、現時点では全く考えておらず、「個人差が大きいので、一律に返納させるのはどうか」との考えをお持ちです。自動運転については、関心はあるようですが、「機械に頼りたくはない」ときっぱり。免許センターで講師をした経験があり、「今のような高齢者向けの講習ではなく、免許の更新時に技能試験をやって、目安をはっきりさせたらすっきりする」と提案しています。

 

免許更新は今回で最後に

 奈良市の石原治子さん(78)は22歳の時に免許を取得。結婚後は子どもを乗せて走り回り、東京まで運転した経験もあります。今も買い物などで毎日、運転しているようです。免許を返上したら認知症だと思われる気がしていたという石原さん。それが嫌で、「自分から返上はしない。私は認知症じゃない」と反発してきたと打ち明けます。今年、免許を更新したばかりですが、子どもたちは「事故があってからでは遅い」と、次回の更新に猛反対。石原さんも今回で更新は最後と決めたそうです。最近、友人の車に乗っていて危険を感じたことも背中を押しました。助手席にいて「左に寄りすぎている」「反応が遅い」などと感じ、子どもたちも自分に対して同じように感じているのだと理解しました。「奈良は意外に交通が不便で、生活に車は欠かせない」と話す一方、最近は「ガソリン代や駐車場代を考えれば、そのお金でタクシーに乗ったらいい」と思うようになったそうです。

 

免許返上を年齢で区切るのは反対

 奈良市の下中隆義さん(68)は、20歳の時に免許をとり、今も買い物やアルバイト先に向かう時に運転をしています。「とっさの判断は大丈夫だけど、以前より腕は落ちた」と自覚。長時間の集中や高速道路の運転が疲れるようになってきたそうです。「若くても下手な人間は下手」と、年齢で区切って免許証を返上する意見には反対しています。奈良市では70歳以上の人を対象に「ななまるカード」という優待乗車証が発行され、市内なら100円でバスに乗れるそうですが、バスは時間と場所が制限されるので「頼りたくない」と一言。自動運転については、「便利かもしれないけど、それに頼ってしまいそう。ハンドルを握ったら、あくまで自己責任で」と話しています。

 

生活の足なので、ないと困る

 運転歴60年という舘野喜美さん(81)は東京、佐賀、浜松と、趣味のゴルフを楽しむため、今も長距離の運転を続けています。反応は遅くなったという自覚があるようですが、「速度を抑え、注意しているから大丈夫」。免許証の返納については「ゴルフができなくなったら返すかな。今は買い物に行ったり、病院に行ったりしている生活の足なので、ないと困る」と、運転を継続する意向です。以前、大阪に住んでいた時は車がなくても平気だったそうですが、「奈良は交通の便が悪いので必要」だと強調します。自動運転については「行き過ぎ」といい、近寄りすぎの警告などの「アシスト機能はあった方が便利かな」と話しています。

 


わいず会員のみなさまの「車の運転」についてご意見をお待ちしています。

 

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