薬師寺で自分に出会う④

2017年06月27日 | TOPICS

■硯で墨をすって、心に近づく

 薬師寺では、お写経道場を設け、一般の方々の写経を受け付けています。その納経供養料が薬師寺の白鳳伽藍の復興にあてられるのです。今回は般若心経。お手本のうえに紙を重ね、うっすらと見える文字をなぞっていきます。文字をなぞる行為に一生懸命になっていくと、次第に外側の対象が後退していき、自分自身を見つめるようになるといいます。つまり、「観自在」です。

 まず、ありがたい経を写させてもらえることに感謝の意を持ちながら墨をする。これが大事です。しっかり立てて、ゆっくり、ゆっくり、「観自在」と心中で唱え、フェイドインしていく。自分はどうあるんだ。自分はどんな生き方をしてきたんだと考えているうちに自分の心が見えてきます。だいたい1時間半ぐらいで書けますので、焦らないでください。次第に心が静まってきます。それがお経のご功徳になるんです。

 一心に般若心経を写していくわいず倶楽部のメンバーたち。自分の心は見えてきたでしょうか。ちょっとした勤めをやり遂げた後だからかもしれませんが、276文字を書き切ったメンバーたちの表情は、晴れ晴れとしていました。

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